福岡を考察する

名前だけ知っていても、情報は入ってこない

理想郷という言葉を知っているだろうか、簡単にいえば人類共通の楽園たる存在と表現されている場所だ。そんな地域がこの世界にあるのかと言われると若干厳しいところだが、そもそも楽園と呼称される概念は人によって異なるものだ。そのため一概にこの場所は楽園だと語る人の意見に惑わされないようにしたいところ、ただそうしたまやかしは説得出来るだけの表現力が伴っていると、結構面倒なことに巻き込まれる可能性もある。求めるものが何かによって理想郷、ユートピアなどと呼ばれる世界は様々な形に変容する。人が生み出した言葉を用いて生み出した便利な存在を追い求める必要は何処にもないが、幻想を求めてしまうのもある意味人の性だろう。

理想郷という言葉は使用したのは、今の日本を考えたらいかにそんな悲願にも近い気持ちで見つけるような場所はないと断言できるくらい、国内の状況は宜しくない。挙句の果てに、平和の檻に閉じ込められた日本の自衛手段たる自衛隊を本物の戦場に追いやる法案まで作ろうとしている、本物の地獄を知らない日本人が生物としての本質たる狂気を目の当たりにして、正気など保てるはずもない。厳しい条件を設けるなどと発言している政治家達の言葉をただ俯瞰しても、今後日本がこれまで世界の片隅で発生した国際犯罪級の事件に巻き込まれる確率を大幅に挙げることになる。まだ法律という安全が世界と比べたら機能していた日本の基板が揺らぎ始めたと、この2015年はある意味この国にとって激動の一年を迎えようとしているのかもしれない。

たとえそんな日本でも、日本人は日本で暮らしたいと思う。日本ほど安全で、常に人間の尊厳など存在しない紛争地帯などとは比べ物にならない豊かさに溢れている国だ。そんな日本でも住みたいと感じる場所は人それぞれ。47都道府県ある中で、何処が自分の理想郷にほど近い形をしているか、本能的に人は求めているのかもしれない。そうした中で、人によっては将来はここに住みたいと考えているところもあると思うが、中にはここがいいという意見も見られる。その一つが『福岡県に住みたい』という意見だ。筆者の友人も仕事の関係で一度福岡に転居した時は仕事としても、街としてもバランスのとれた街並みがとても良く、いつかは永住しても良い地域かもしれないと発言したくらいだ。

福岡県を訪れたことがない人には分からない話だろう。分かる必要もなく、勧められているんだから平気といった軽い気持ちで転居を決める人もいるかもしれない。そもそもどうして福岡県が良いというのだろうか、誰しもそこは必ず疑問に思うだろう。ここからは福岡は良いところだからという意見に準拠して、この県について色々と書いていこう。

色々と比較されている

福岡県が良いところと言われても、さすがに地元でもない限りはっきりと断言できる要素はない。なのにどうしていいといえるのかは、インターネット上にある情報に踊らされてる人が多いというのも特徴の一つ。わからなくもないが、インターネットに掲載されている情報をそのまま鵜呑みにしてあたかも事実のように取り込んでいる人はいないだろうが、基本的にアテにはならないだろう。引っ越しなどで実際に住むと考えたらまず大事なのは下見をすること、これが鉄則だ。どんなに有名で、名前が知られている地域であったとしても、そこへ足を運んで実際の雰囲気や様子を感じ取らなければ、その街についての本質は見えてこない。

ただ近ければいいが、さすがに東京から福岡への移住となったら一度の往復だけでもかなりの労力を伴う。出来るならした方がいいのだが、無理してまで訪れる必要もないことだけははっきり伝えておく。ともあれ、福岡県に住むといっても、仕事で行かなくてはならなくなったといった用事込み以外の場合だ。ただ今後老後を過ごす場所として最適だと判断して移住する人にとっての判断要素は何処なのか調べてみると、福岡県の良さを他の地域と比較して調査したアンケートが存在している。その内容は議論を沸騰させたとも言われているが、どういうものだったのか。

福岡県の良さを知るためにはそのアンケートで『札幌』・『広島』・『熊本』・『仙台』という4つの地域が指定されている。どういう比べ方をしているのかは分からないが、ここで述べられているそれぞれの良さを見ると、実に偏見めいているが、何処と無く地元愛に満ち溢れた意見が散見している。

それぞれの地元愛

結局人は地元に対して底知れぬ愛情を持っているもので、住んでいると他都道府県に在住している人々にここはいいよと薦めたくなるもの。それはいい、ただあまりに無理強いされたようなメディア報道も影響して、地域に対する一方的なアピールが為されている現状については、さすがにどうかと感じる部分は多々ある。そもそも、人から宣伝された地域の評判はどうしてもいい方向に偏ってしまいがち、裏側に隠れ潜む欠点に気づくことなく居住してしまって後から後悔すると、そういった不用意な行動を取る人がどうしても発生してしまう。

良いところを紹介するのは構わないが、その後に生じるリスクも考えてもらわないと困るというのが本音だがそうも行かないだろう。今回のテーマになっている福岡についてもそうだが、どうして札幌や仙台といったところと比較されているのかも正直謎な部分が多いのだが、その辺は触れないでおこう。ではそろそろ本題の地域の素晴らしさアピールで、こんなところが良いを紹介していこう。

福岡の場合

まずは主題となる福岡の良さについてだ。

  • 一番田舎で人口も少ない
  • 女子レベルが高く、メシウマだから
  • 自身の影響も少ないので、一番人気が高い

さて、何から突っ込んだらいいかと思うが、これは本当にその地域独特の良さをアピールしているものではないということだけは断言できる。不純すぎるが、まぁいいとしよう。

札幌の場合

次に北国、北海道だ。

  • ゴキブリがいない、台風が無い、地震が少ない、とにかく天国
  • それなりに札幌は都会だから
  • 人口密度が少なそう
  • 全体的に見て最高

この後に続く言葉をなんとなく想像している人もいると思うが、どうでもいいような部分がピックアップされていて、しょうもない。そもそも大半が雪国の恐ろしさを理解していないことだけははっきりとした。

広島の場合

  • 食い物がうまくて、気候も温暖だから
  • 都心化されて、良いところになってきている

熊本の場合

  • 寒い土地がない、温暖なのが良い
  • 熊本美人が多くて、日本最高峰
  • 食べ物がうまく、観光地からも近い

仙台の場合

  • 他の地域と比べて選択肢がなかったから

不純なことだけは分かった

色々と言いたいが、とにかく住まい探しをしている人の大半がどうしようもない部分で選択しようとしていることだけは分かった。最後の仙台に至っては他の地域と比べた上で、他に道筋が立てられなかったということは懸命というべきか、そもそもどうしてアンケートに答えたのか謎だ。ただこうしてみると意外と何処に住むかを決める際、仕事の関係といった点を除けばほとんどがこうしたさして問題にするべきところでもない部分で決めている、これが現実なのかもしれない。

福岡に住むならここがオススメ!